2016年05月07日

神様のウインクに感謝しつつ迎える、第16回杜の宮市

5月7日の天気予報に雨傘を見ては感じる無常観と必然偶然。
朝に夕に夜中に休みに作業し続けた半年は、雨粒の下に消えるか。

そう思っていたのですが、昨日午後になって、日中は陽が持ちそうな予報に変わりました。
神様のウインクだと増長する思いをいさめつつ、また今日も開催当日になるまで遅れた準備をしています。

15年前の6月3日午前0時。初めての杜の宮市を迎える前夜。明日は5百人来るかな、千人来てくれるのかなあ、そもそも誰か来るのだろうか。ちょっと暗い当日の迎え方でしたが、朝があけると10時の開始時間より1時間近く前からあれよあれよと会場は人にまみれていきます。その空気に高揚感と猜疑心と緊張でくらくらしていたのを思い出します。

その時は睡眠が極端に減って、準備の半年で10キロほど痩せました。また半年で戻りましたが。
口惜しさ、虚しさ、孤独感。夢と志と日常。いろいろなものに挟まれながら突き進んだ半年でした。
今回も久しぶりにかなりひどい生活で仕事と杜の宮市の両立をはかりました・・・が、痩せません。

それから15年。
16回目にして、本町商店街と共同に至りました。
書けばそんな一行なのですが、オープンに書けないことも含め実際にはそれはもう面倒なこと、ばかばかしいことがよく勃発してました。

そして2016年。
駅ビル、市役所、そして中心市街地という三位一体のまちなか再生で、まちの両側のハードがやっとそろった年。そのハードには違和感も感じつつ、しかし2007年から9年もかかっての揃い踏み。

今年は、一宮のまちなか再生ルネッサンス元年だと勝手に決めています。
その元年に、私たち市民活動団体と、商業者団体とが共同を始めます。

文化もありようも全く異なる二者ですが、その擦れたり、悩んだりすることも含め、ここから再度、ステップを切っていきたいと思っています。

第16回杜の宮市。

テーマは「あふれる」
人が、作品が、思いが、会話が、地域のシンボル真清田神社と本町商店街に一度集積し、それがまた大きく広がっていきます。

会場は昨年のほぼ倍に。全長は約1キロあります。ブースは341、ステージ出演も含めれば365・・・今年は366だな・・・を超える表現が、神社の杜の間から商店街の大アーケードにまで連綿と続きます。

大きくなっても、私たち自身が私たち自身の感性と汗とで手ずから描き出していく「杜の宮市」を、どうぞ皆さん、一緒に体感してください。


写真は、今年もあまり完成度が高くないマニュアル
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posted by 星野博 at 00:26| Comment(0) | トップ